当センターでは、救急病態の解明や治療成績調査、新しい治療法の開発などを目指して、以下の疫学・臨床研究を実施しています。これらの研究は、研究方法の妥当性や倫理性が倫理審査委員会によって正式に認められたものです。
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を得て実施をします。臨床研究のうち、患者さんへの侵襲や介入もなく診療情報などの情報のみを用いた研究や、一般診療で得られた検査結果などを用いて行う研究については、国が定めた指針に基づいて、同意を取得する代わりに研究の目的を含めた情報を公開し、さらに研究不参加の機会を保証する方法があり、このような手法を「オプトアウト」と呼びます。
オプトアウトを用いた臨床研究は、以下のとおりです。利用する情報には、個人が特定できるようなID番号、氏名、住所などの個人情報は削除して行います。
各臨床研究に関するお問い合わせやご自身の診療データを利用されることを希望されない場合は、担当者までお問い合わせください。研究不参加を申し出られた場合にでも、不利益を受けることはありません。
・日本外傷データバンクへの外傷患者登録と登録データを用いた臨床研究 <詳しくはこちら【PDF】>
・熱中症に関する委員会による熱中症の実態調査 <詳しくはこちら【PDF】>
・頭部外傷の診断に対するDual Energy CTの有用性に関する研究 <詳しくはこちら【PDF】>
・重症敗血症性ショック患者の背景や治療実態、予後を観察する登録研究 <詳しくはこちら【PDF】>
・National Clinical Database(NCD)データベースによる外科症例登録 <詳しくはこちら【PDF】>
・ファビピラビル等の抗ウイルス薬が投与されたCOVID-19患者の背景因子と治療効果の検討 <詳しくはこちら【PDF】>
・COVID-19感染症患者の治療内容と機能予後に関する研究 <詳しくはこちら【PDF】>
・病院外心停止に対する包括的治療体制の構築に関する研究 <詳しくはこちら【PDF】>
・救命救急センターに入院した患者の治療経過中に起こりうる有害事象のリスクファクターに関する研究 <詳しくはこちら【PDF】>
・深層学習アルゴリズムを用いた敗血症性 DIC の早期予測モデルの開発 <詳しくはこちら【PDF】>
・肺炎患者における起因菌早期同定のための肺炎パネルの有用性の検討に関する研究 <詳しくはこちら【PDF】>
・下肢血流モニタリングを用いたREBOA(経カテーテル的大動脈バルーン遮断)の使用法における研究 <詳しくはこちら【PDF】>
・緊急に異型輸血を行った重症外傷症例に対する急速輸液加温システム使用に関する研究 <詳しくはこちら【PDF】>
・網羅的生体分子情報に基づいた全身性炎症疾患の新規分子病態解明 <詳しくはこちら【PDF】>